地域の児童・青少年の健全な成長をサポートするために立ち上がったネットワークです

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第28回定例研修会
地域のネットワーク作り

講師:進藤義夫先生

◇参加報告◇

 世田谷区で精神障害者共同作業所「T&E企画」の職員であった進藤先生が、 世田谷区の作業所連絡会に参加し、横のつながりの必要性を感じ、様々な活動を通じてネットワークを広げて行く過程と その中で感じたことなどをお聞きしました。

 まず、すごいなと感じたのは、他作業所・福祉機関・医療機関・一般就労のためのネットワークなど、 作業所を取り巻く様々な機関がたくさんあり、先生はそれを把握されていたことです。 資料として読んで知るのは簡単であっても、実際自分の所属する職場とその関連機関を知ることが まず大変であると日常では感じています。 そしてもっとすごいのは、それぞれとつながるネットワークを持っていることです。 お話を通じて、先生のフットワークの軽さとエネルギーの強さをとても感じました。

 現在は障害者支援情報センターの職員として作業所の入所者の就労支援の仕事をしており、 商工会議所や青年会議所など企業側との連携を深めていらっしゃいます。 精神障害者の方の就職は労働条件・仕事内容の調整も大変ですが、 作業所職員や精神障害者と企業側との労働意識の違いが大きな壁となっていました。 企業側との意見交換といったネットワークをつなげていくことで、 本当の就労支援になっていく過程のお話は大変興味深かったです。

 直接会ったり話をするといった人と人とのつながりが、些細な事柄や情報の流れを良くし、お互いの利益にもなり、成長し、新しい発見があり、 なによりお互いがいい気持ち(きっと)になれるのだという、とても良いお手本を教えていただいたように思います。

 たくさんの労を惜しまず、目の前の人を想う目線で、 かつ連携する全体を見る目線で、どちらにも一生懸命の力を注いで活動していらっしゃるからこそ、 このネットワークは機能し、つながっているのだと感じられました。 研修会に参加された方は進藤先生の溢れるエネルギーを感じられたのでは、と思います。

 ネットワーク作りの大切さを考えることのできた研修会でした。


自閉症サポートセンターペガサス ボランティア 澤田美樹